フィティアンガ、マーキュリー・ベイ

Te Whitianga-a-Kupe

コロマンデル半島の東海岸側に位置するマーキュリー・ベイは、美しい風景にあふれています。沖に浮かぶ島々を見渡せる海岸線にははひっそりとした入り江やビーチがいくつも連なっています。一帯は野鳥の宝庫で、天然温泉や海洋公園もあります。

この地域の中心となる町はフィティアンガです。マオリ語で「クペが渡ってきたところ」を意味する「フィティアンガ・ア・クペ」を短縮した名前で、マオリの祖先がカヌーで移住してくる前に近海を探検した英雄クペの伝説に由来しています。

マーキュリー・ベイは航海史とも縁が深く、1769年10月にはキャプテン・ジェームズ・クックのエンデバー号がこの地を訪れています。乗組員がニュージーランドの陸地を「発見」したこの航海には、ポリネシアの海を熟知した高名な牧師、トゥパイアが同行していました。

マーキュリー・ベイと名前をつけたのは、キャプテン・クックです。マーキュリーは水星の英語名で、ここで水星の太陽面通過を観測したことにちなんだものです。

フィティアンガから北方面にはクアオトゥヌ、オピト、オタマなど小さな海辺の町があり、南方面にはハヘイ、クックス・ビーチ、ホットウォーター・ビーチといった見どころがあります。フィティアンガで必要なものをそろえてから出かけるとよいでしょう。

カヤック、ドライブ、シュノーケル、海水浴、ウォーキングなど、美しい自然を満喫する方法はたくさんあります。ホットウォーター・ビーチの温泉やロスト・スプリングの温泉リゾートも見逃せません。

The Coromandel -Japanese